姫新線利用促進・活性化同盟会

大磐石(われ岩)・破磐神社(はばんじんじゃ) /太市駅

大磐石(われ岩)・破磐神社(はばんじんじゃ) /太市駅

破磐神社起源の「われ岩」

古代からこの地に鎮座し、地域の人々の崇拝の対象となってきた「いわくら(磐座)」。大自然の秘めた力強さを感じることができた。

太市駅から南西に約2km。「丸山」という交差点から南西向きに集落に入る。

「破磐神社起源のわれ岩 ここから80m」と書かれた木製の看板が見えた。

神功皇后が放った三つの矢のうち、第三の矢がこの大磐石に当たり、三つに破ったと言い伝えられる。高さは6.5m、幅5.5~6.0m、奥行7.5mの巨石だ。

現場は、集落の奥にある墓地のそば。小鳥たちのさえずりが心地よく聞こえるなか、太市らしい竹藪沿いの小道を少し歩くと、竹藪が突然開けた。

想像していたものよりも大きい。斜面中腹に鎮座するその姿は、神々しく、古くから地域の人々の信仰の対象となるはずだ。

そばに、われ岩の由来を書いた案内板。破磐神社のものと同じだ。

注連縄(しめなわ)で飾られたわれ岩をぐるりから観察してみる。

背面からその割れ目がはっきりとわかる。

この神々しい巨石と不思議な割れ目に、古代の人々は自然の力を感じたのだろう。

未だ人々には踏み荒らされていない「われ岩」。姫新線沿線の秘密のパワースポットだ。

【場 所】
〒671-2234
兵庫県姫路市西脇丸山

太市駅から南西に約2km
(徒歩約30分)