姫新線利用促進・活性化同盟会

新宮八幡神社のムクノキとケヤキ /播磨新宮駅

新宮八幡神社のムクノキとケヤキ /播磨新宮駅

堅い[きずな]を思い起こさせる「ムクノキとケヤキ」の巨木
 神社の境内で、人々の営みを見守り続ける古木の木もれ陽の中で、澄みわたるすがすがしさを感じた。

播磨新宮駅から東に約800m。
県道に面して新宮文化センター、そのすぐ西に新宮八幡神社がある。平成16年に建造された真新しい大鳥居を抜けると、この「ムクノキとケヤキ」があった。
北側にあるケヤキとムクノキは、根元でしっかりと融着し、地表に露出した太い根っこは、南側にあるムクノキまで伸び、堅く結びつく。樹齢は約400年、幹回りは約4.3m、高さは25mにもおよぶ。たつの市天然記念物。

 現場は、交通量が多い県道がすぐ脇にあるにもかかわらず、小鳥がさえずり、静かな空気が漂う。境内を進むと、堂々とそびえ立つムクノキとケヤキが視界に入った。
 近くによって、堅くしっかりとつながった根っこを調べてみる。たくさんの子供達が遊んだのであろう、根っこの表面は少し傷んでいるが、ごつごつとした樹皮や根・幹に自生する苔に、この樹の年輪を感じる。
 根元から天を仰ぐと、みどり豊かな無数の枝々が茂る。緑の葉っぱを抜けてきた、さわやかな木もれ日が、すがすがしさとエネルギーをくれた。

【場 所】
〒679-4313
兵庫県たつの市新宮町新宮

播磨新宮駅から東に約800m。
徒歩約10分